なるほど～とシミジミ感じたお話があるんや。
派遣の営業をやっとる人の話なんやけど、ちびっと前までは大手ちうだけでどないな求人にでも応募者が大勢集まっとったそうなのやけどアンタ、きょうびは大手の求人に短期案件が増えたために集まりにくくなっとるのだそうや。
その背景には大手企業とはいえ、開発費や宣伝費に経費をかけられなくなり長期プロジェクトが減っとることが大きく影響しとるのだそうや。
ちびっと前までは、派遣でもいっぺん大手でお仕事をしておけば経験になるんやよ！と言うのが派遣営業の売り文句やったそうなのやけどアンタ、今はド短期案件が増えたことから応募者も「大手」ちう言葉だけでは飛びつやろかいのだそうや。

ほんで、これは大手ならではの事情なのやけどアンタ、企業面談にパスしていよいよ念願の大手企業で派遣デビュー！！と、胸を躍らせて出勤すると、「ウチに個性や主体性は要りまへんから、言われたことだけをやってね。派遣の代わりはなんぼでもいるんやから」と言われたりもするのだそうや。

そないな状態で派遣スタッフとして頑張るくらいなら、派遣件から中小企業の正社員を目指したい！ちう人が爆発的に増え、今はこういう中小企業への応募が殺到しとるのだそうや。
とはいえ、厳しいのは中小企業も同じやね。
紹介予定派遣で働いて半年後には正社員♪と頑張った人に「契約社員ならええけど…」「とりあえずパートちうことでええ？ほんで後のことはまた考えよう」と言う会社も少なくないそうや。
紹介予定派遣は正社員になることを約束されたものではおまへんので、しゃあないんやけどね。